Running On The Winding Road 20111121

すごく危ないコラム。

20150922

数年前、当時片思いをしていた男性に
友達を通して

あの人は、全てに甘えて
生きていることにかまけている自堕落な人間だ。

と言われたことがある。


片思いをしていたのに
悲しさや切なさ、
もちろん悔しさもなかった。
なんの感情もわかなかった。
ただ、恋が終わった。


自分が、どうしようもない人間だと
当然わかっているし
情けない生き方しかしてこなかった。
がんばることに疲れていた。
20代半ばまでは、とにかく勢いで生きていた。
否定されるのが怖いから
強気で相手をねじ伏せた。
自分の成功しか考えてなかった。
それなりに出世もしたが、女性としての限界があった。

急に、仕事に行けなくなり
仕事を失ってから
すごい勢いで、いろんなものを失った。
いとも簡単に堕落した。
お金は無理して働けば、返ってくるし
手に入る。
しかし、あたしは二度と返ってこないものを失った。
いまでも、その当時のことや
失ったものを思い出すが
どうしようもない孤独感に襲われて
静かに目を閉じる。

小さな頃から
自分の存在は、周りから見たら
無いようなものだった。
毎日毎日、よくわからないまま
過ごしていた。
自分の存在は、みんな無視だった。
年月が経っても
いつも居場所がなかった。

思春期になり、恋をしたが
ほとんどの男の子は、体目当てだった。
それか、男の子のアクセサリーみたいなものだった。
やっぱり、居場所はなかった。


大人になってから、居場所は自分で作るものだと理解したが
薄汚れたあたしの居場所なんて
とっくの昔に無くなっていた。

自分が、もう必要とされていない
とようやく気づいた。
孤独の本当の意味を知った。

これも、あたしの人生。
自分が、歩んできた道だ。
責任を取らなければならない。


あたしが、つまらない話をする。
彼が、めんどくさそうに相槌を打つ。
この光景も、あと少しだ。


あたしは、冬が来るのを待ってる。
雪がある、あの街に行くために。
そして、自分の居場所を作るのだ。
自分の人生をかけて。