Running On The Winding Road 20111121

すごく危ないコラム。

20150923

今日は朝から、おもしろいゲームをしている。
同じ高さの並んでるマンションの
隙間を屋上から屋上を飛び越えるような。
別に、おもしろくもないのかもしれないが
いい暇つぶしにはなる。


ゲームの詳細は言えないが
この瞬間が来たんだ。
と実感した。
前までは、この瞬間が来たら
怒りに震えて、相手を殺すんじゃないかと思っていたが
かなり冷静だった。
全てを、冷静に受けとめた。

相手のことは、ただならぬ理由で
かなり恨んでいた。
あたしに、たくさんの傷を作り
あたしの人生そのものを変え
何事もないかのように
あたしの前から消えた。
それからのあたしの人生は
色を変え、夢を捨てることになった。

その時から16年間経っているが
自分で決めた責任もあるので
諦めつつも、いろんなことを
ひとりでこなしてきた。
下げたくない頭は、何回下げたかわからない。
3日間くらい、ろくに寝れずに過ごしたこともある。
救急車にも、お世話になった。
なんで、そんな適当に生きているんだ!
と区役所の人に怒鳴られたこともある。
自分は、かわいそうだなんて思わなかった。
かわいそうなのは、
あたしの横を歩いている小さな男の子だった。

母性というものが、イマイチわからなくて
普通に、人間として接した。
ひとりで産んだから
父親がいないから
若いから
バカにされたくなくて
とにかく、躾を厳しくした。
愛情というものが、イマイチわからなかった。
毎日を過ごすことに、必死だった。


紆余曲折を経て、あたしには16歳の息子しか肉親がいない。
理由があって、別々に住んでいる。
お互いに、いろいろあったが
もう笑って済ませよう。
と今年の春に息子から言われた。


つまり、今日の朝に
ネット上に息子の父親がいきなり現れたのだ。
言い回しが、ポケモンのゲームみたいだが(笑)

あの頃も体たらくだったが、仕事は相変わらずころころ変えてる様子。
結婚をして、ふたり子供がいつつも
不倫やら浮気を繰り返してるのが現状だ。
冷静に考えて、16年分の慰謝料や養育費は貰えないと踏んだ。
なので、冒頭に書いた謎のゲームをして様子見。
しかし、残念なことに相手の人生の中には
息子の存在は消えているようだった。
適当にのんべんだらりと生きている様子だが、幸せそうだった。
世の中なんて、そんなものだ。
真面目な人間ほど、損をする。


これから、どう対応するかはわからない。
考えも思い浮かばない。

でも、久しぶりに息子のことで
声を上げて泣いた。
父親の人生の中から存在が消されていることを、本当に申し訳ないと思った。
16年間の全てに泣いた。

息子を宿した時に、よく聞いて
大学受験中のあたしをよく励ましてくれていた
Mr.Childrenの終わりなき旅が流れていた。


初めてわかった。
息子には、あたししかいない。
あたしにも、息子しかいない。

さて。
次の扉をノックしようか。