Running On The Winding Road 20111121

すごく危ないコラム。

20151004

久しぶりに風邪をひいた。
10年ぶりくらい?それはないか(笑)
向精神薬を飲んでると風邪をひかないって話を聞いたことがあったが、それはどうやら本当らしい。
6月から、一種類だけになったからか別にメンタルがやられてる感じはないが
こんなひどい風邪は久しぶりだ。
インフルエンザは除くけど。


死んだ父親の印象で、あたしはギャンブルが好きではない。
小さなころに、よく競馬場に連れて行ってもらったが
高校生のころには2度と行くものか。
と思っていた。
若いころに付き合っていた彼氏にも、かなりギャンブルでは悩まされていた。

しかし、例のまんぞくさんは競馬が好きな人である。
最初は、基本的に遠い目をして相手を見ていた。
2年前のいまごろに、小学生ぶりに東京競馬場になぜか行くことになった。

その時に起きたことがきっかけで、競馬場には行くようにはなったが自らが賭けるということはなかった。
その2年前の競馬場での話は、いつかこのブログでしたいと思う。

昨年の夏、なにかがきっかけで競馬をやってみたら3週間連続で万馬券を当てるという所業をしてしまった。
そうなったら、辞められないのが人間の欲というものだ。
結局、これは所謂ビギナーズラック
というものなのだが
競馬が好きな友人と集まって、競馬場で遊んだりするのが楽しいことなんだ。
と感じた。


競馬場には、いろんな人がいる。
やっぱり夢とロマンを追いかけ続けてる、片足は浮浪者に突っ込んでるおじいさん。
お酒を飲みながら、日々のストレスを発散して楽しむおじさん。
競走馬が走る躍動感に手に汗を握る若者。
ジョッキーを追いかける、美人なお姉さん。
ひたすら、馬券を買って運を試しながら一獲千金を狙う青年。
競走馬に魅了されて、カメラのレンズをコースに向ける夢追い人。

こんなに、いろんな目的な人が1つのところに集まることはあたしの生きてきた人生にはなかったので、おもしろかった。


そして、あたしはある野望を持って1年前の東京競馬場に立った。
内容は、詳しくは書けないが意外なことではある。
そこでは、いろんな人に知り合い
いろんなことがあった。
でも、大人への階段を登った感はある。


この1年の間、いろんな人に知り合った。
いい人も
嫌な人も
本当にたくさん。
大体の方は、気さくに話したりしてくれた。
居心地はよかった。
初めて、いろんなことを経験する中で楽しくいられた。

秋が深まり、ある人と出会った。
あたしの友人や知人とは親しげに話すが、あたしとは挨拶さえなかった。
大体、あたしは初心者な訳だから
こちらから挨拶するのがマナーというかルールというか、通過儀礼だと思っていた。
しかしながら、その人は挨拶をする余裕さえ作ってくれることはなかった。
何回か経った時点で、
初心者が嫌いなのかな?
あたしの突飛な格好から判断して気に食わないのかな?
いろいろ考えたが、その人とは距離が縮まることはなかった。
広い競馬場で、何回もすれ違ったが挨拶をすることは決してなかった。
だからといって、気にもしなかった。

競馬はシーズンによって、開催地が変わる。
冬になって、千葉の中山競馬場開催になったころのあたしは
がむしゃらに働いていて競馬どころではなかった。
1月に、怪我をし、体調を崩して仕事を辞めたら
2月には1ヶ月間の東京競馬場での開催が始まった。
根っからの気分屋なので、適当にやり過ごしていた。
そんな寒い2月ぐらいからだった。
やたら、その人とすれ違うようになった。
相変わらず、挨拶はしないが目が合うようになった。
あたしが取っている場所と、その人が取っている場所は明らかに違うので
向こうが動く導線を変えない限り
居ないような場所でよく会った。
そのころには、挨拶しないのが
通常だし、普通だと思っていた。


2月の終わりに、衝撃的な事件があって
メンタルはやられ、正常な状態ではいられないことが多くなった。
だからといって、その人は態度を変える訳でもなく
あたしも態度を変えなかった。

春になって、暖かくなって心の氷も溶けてきた。
耳の病気にかかりつつも、週末は東京競馬場に行っていた。
なにかに惰性を感じつつも、通っていたが
その人と会う回数はやたらと増えた。
すれ違って目を合わせるだけの行為。
もう、あたしは
それが自分たちのルールなんだ。
と決めていた。

6月のある日、競馬仲間の友人に誘われてごはんを食べに行った。
普通に、楽しく会話を交わし
帰ろうとしたころに友人が
「あなたに見せたいものがあるの。」
と言われ、こじんまりとしたカフェに着いて行った。
そのカフェは、競馬の写真や絵画を月変わりなどで展示できるお店だった。

「この写真は、あの人の写真なのよ。」
と言われたあの人は、延々とあたしとすれ違っては目が合うだけの「その人」だった。

その人のアルバムなどもあり
躍動感がある写真もあれば
優しい競走馬の写真もあった。
意外性を感じつつ、アルバムを1ページずつめくった。

だからといって、それからも何回も会っているが相変わらず挨拶をすることはない。
だって、すれ違って目を合わせるだけの行為があたしたちのルールだから。

来週から、秋の東京競馬場での開催が始まる。
だけど、あたしは態度を変える気はない。
多分、その人もそうであろう。
春ごろに、自分自身でその人に対して
他の人とは違う感情があることは気づいていたが
その感情は、相変わらずイマイチわからないし
例え、それが人間の男女の愛というものならば
ほのかに叶えたい感情はあるが
あたしは、恋愛をしてはいけない生物なので
ただ、見つめるだけの行為をするだけである。
そして、その人の前からそっと去るだけだ。


というか、このブログ長すぎ(笑)
読んでいただいた方、お疲れさまでした(笑)